01.29

ニューヨークグループ展 振り返り
アートを始めた頃、ニューヨークでアートを学ぶ準備をしていた私は、妹の住むニューヨークへ一ヶ月1人で滞在した事がありました。毎日様々な美術館を歩き回りました。アフリカンダンスを習ったり、ライオンキングを見に行ったり、コニーアイランドで泳ぎ、ブルーノートでジャズを聞きました。
世界中のアートを存分に見る日々の中、目につくのはなんと水墨画ばかりでした。画面いっぱいに塗り付けられた絵にお腹いっぱいになってしまったのです。私が、私がと言う絵より、気の入った、間のある水墨画に惹かれている事に気付きました。
私は、ニューヨークを去る時、「ニューヨークは勝負しに来る!」と言い残し、私はそれから、ハワイ、中国へ留学しました。
それから約15年後 2019年1月に私は本当にニューヨークへ勝負しに行きました。娘を連れて、妹の家にまた一ヵ月滞在し、チェルシーのギャラリー街でグループ展に参加したのです。
独自でクラウドファンディング形式にFBから呼びかけて絵を買って応援を募り沢山の方に支援して頂きました。どこかの会社で呼びかけてもらう事をしなかったのは、私や私の絵が好きで応援してくれる人達に顔が見える応援をしてもらいたかたからです。
妹が居るからできた事でもあるし、子供のアート教育を独自な学んでいた私は、小学1年の娘を連れて体験したかったのです。
マネージャーや手伝ってくれる人は居ないので、事務処理、グランドファンディングのお礼の品作り、発送、春にはスペインとドバイも出展が決まっていた為、作品製作、その樹脂にかぶれて顔が腫れ上がり点滴騒ぎになった中、よく行ったなーと思います。
あの頃はいつも限界まで一生懸命過ぎて、余裕がなく、炎を燃やして苦しくても走り続けていました。やっと振り返る気持ちになったので少しずつその頃を記録していこうと思います。
飛行機に乗る前、母が口座にお金を直前で振込んでくれました。それを握りしめ、主人に見送られ、娘と飛行機に座った時にホッとしたのを覚えています。窓の外には挑む姿の神様みたいな雲が真っ直ぐ進む方を向いていて、赤い龍の絵がついた飛行機は、まさに私の姿のようでした。飛び立つ瞬間、虹が出たのを娘と見て、これでいいと思ったのを憶えています。
娘との長時間フライトは大変かと思っていたら全てに感動する娘を見て私も嬉しくて嬉しくて、本当に楽しかったです。香港乗り換えで、中国語で道を訪ねる私に娘はびっくりしていました。小さい頃から3ヶ国語で絵本の読み聞かせをしていましたが、小さい頃は音でしかなかったみたい。
さあいざ出発です。


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